NAGASAKI

長崎

コロナ禍でニューノーマルな商品を作ることに。
今後も新しい日常と歩調を合わせていきたいです。

-STAY HOME期間中はどのように過ごされていましたか?

コロナという現実にちゃんと向き合おうと思い、『アウトブレイク』『コンテイジョン』『感染列島』という“感染症”をテーマにした3本の映画を観ました。感染症と戦う医療従事者、専門家たちの緊張感・苦悩を追体験できて有意義な期間でしたね。ニュースで「医療現場が逼迫している」との報道を聞いても、よりリアルに現場を想像することができるようになりました。ただ、あまりにリアルに想像しすぎて気が滅入ってしまったんです。それで今度は現実逃避したくてクレイジーキャッツの映画を観まくりました。高度成長期のお気楽な喜劇ですから、頭が空っぽにできるだろうと思ったんです。そしたら空っぽになるどころか、やる気が充填されました。『日本一のホラ吹き男』で植木等は“無責任男”という役柄なのですが、実はすごくイノベーティブな思考の持ち主。新しい価値観を次々とクリエイトしていくんです。「僕はね、無から有を生み出すのが得意中の得意なんですよ」というセリフがとても印象的でした。そんな氏の『だまって俺について来い』という曲はご存知でしょうか? “ぜにのないやつぁ俺んとこへ来い。俺もないけど心配するな”と歌う、ハイパーポジティブな一曲。コロナ禍の私のテーマソングになっています。

高浪さんをポジティブな気分にさせてくれた植木等さんの名曲。レコードで聴くのがマイルール。

-この期間を経て感じたことはありますか?

私は個人主義者で、オープン当初は商店街の集まりには関わらないようにしていたのですが、回覧板に始まって、イベントや祭りの手伝いに呼び出されるようになり、今ではすっかり商店街の主要メンバーです(笑)。当店がある江戸町は10月の7日・8日・9日に開催される祭礼“長崎くんち”の踊町で、奉納のある年は6月から4ヶ月間も練習するんです。これだけ長く一緒に汗を流せば、自然とみんな仲良くなりますよね。コロナになって国・県・市から色々な給付金や協力金の施策が発表されましたが、それぞれ申請方法や必要書類が異なるため、年配の商店主には難しくて初めから諦めている人もいたんです。そこで商店街のメンバーが個々の商店を回って周知に努め、時には申請書をコピーしてお渡ししたり、書き方をアドバイスしたりしました。地域共同体って普段はちょっと遠慮しがちですが、有事の際は優れたリスクヘッジになることが実感できました。

50m程の坂道にポルトガル風石畳を敷き詰めた江戸町商店街。昔ながらの風景が今も残るこの場所に「長崎雑貨 たてまつる」がオープンしたのが2003年。

-人の移動が戻りつつある今、どのように過ごしていますか?

1日に8000歩以上を歩くとポイントがもらえる、面白い保険に入っているんです。それが年間の目標値まで達成すると、翌年の保険料が安くなるっていう。それで日々、シャカリキになって歩いています。緊急事態宣言が発令された頃はお店の中をウロウロと歩いていました(笑)。最近では外に出られるようになったので、毎朝のように近場をウォーキングしています。よく行くのが水辺の森公園。世界遺産に登録されたジャイアント・カンチレバークレーンを横目に海岸を歩くのは、ちょっと気分が良いですね。

ウォーキングコースの一つになっている長崎港。奥に見える電動クレーンが、1909年に日本で初めて建設されたジャイアント・カンチレバークレーン。100年以上経った現在でも現役で動いている、世界遺産にも登録された貴重な財産。この勇壮な姿を横目に歩くのが高浪さんの日課に。

-ニューノーマルと言われる新しい日常を迎えて改めて思うことはありますか?

マスクが市場から消えた3月に「布マスクを取り扱っていませんか?」というお問い合わせのお電話がありました。その後も布マスクを探してご来店される方が相次いで、「マスクを期待されてる」と気がつきました。4月から長崎柄の手ぬぐいをアレンジした“たてマスク”を販売。びっくりするくらい沢山のお客様に来ていただきました。コロナが無かったら作ることもなかったニューノーマルな商品です。7月にはレジ袋が有料化され、常連さんから「長崎柄のエコバッグが欲しい」という要望があり、“ナガサキもって エコ”を8月に発売。ニューノーマル商品の第2弾です。今後も新しい日常のニーズと上手く歩調を合わせていけたらと思っています

マスクの需要を感じてすぐに製作に入ったというオリジナルマスク“たてマスク”。長崎にまつわるテキスタイルを落とし込んだ独創的なデザイン。

-自粛が明けた今、どこに行って何をしてみたいですか?

去年の夏はまさかのももいろクローバーZとのコラボ企画があり、テレビの収録で東京に行ったんです。これはいい機会だと、家族で初めての東京ディズニーランドを堪能しました。それで今年の夏はユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行くつもりだったのですが、コロナで計画が狂ってしまい……。早くハリーポッターに会いたいです。

ももいろクローバーZが「長崎ラバーズアンバサダー」を就任して、その記念に「長崎雑貨 たてまつる」とコラボレーション。メンバーが描いた長崎のイラストをたてまつる風手ぬぐいにアレンジ。

高浪さんをポジティブな気分にさせてくれた植木等さんの名曲。レコードで聴くのがマイルール。

50m程の坂道にポルトガル風石畳を敷き詰めた江戸町商店街。昔ながらの風景が今も残るこの場所に「長崎雑貨 たてまつる」がオープンしたのが2003年。

ウォーキングコースの一つになっている長崎港。奥に見える電動クレーンが、1909年に日本で初めて建設されたジャイアント・カンチレバークレーン。100年以上経った現在でも現役で動いている、世界遺産にも登録された貴重な財産。この勇壮な姿を横目に歩くのが高浪さんの日課に。

マスクの需要を感じてすぐに製作に入ったというオリジナルマスク“たてマスク”。長崎にまつわるテキスタイルを落とし込んだ独創的なデザイン。

ももいろクローバーZが「長崎ラバーズアンバサダー」を就任して、その記念に「長崎雑貨 たてまつる」とコラボレーション。メンバーが描いた長崎のイラストをたてまつる風手ぬぐいにアレンジ。

高浪さんにとって長崎の
魅力は?

観光地にはそれぞれ代表的な名所があります。長崎でいえば大浦天主堂・グラバー園・眼鏡橋ですが、こういう名所は固定化されて増えることはありません。ところが長崎は年々名所が増えています。最近で言えば世界遺産になった軍艦島や離島の教会。これらはひと昔のガイドブックには載っていませんでした。ユニークな歴史を持つ長崎は、名所レベルの素材がまだまだ沢山埋もれているんです。来年の10月には、野母崎に「恐竜博物館」が開館する予定です。実は国内初のティラノザウルスの化石が発掘されたのは長崎なんです。戦国期から終戦までが中心だった長崎史が、一気に白亜紀まで幅が広がりました。こんな歴史の掘り起こしができる場所はそうはないでしょう。将来、長崎といえば教会と恐竜なんてことになっているかもしれません。

高浪 高彰さん

1969年に長崎にて誕生。長崎の歴史をモチーフにした手ぬぐいやバッグ、地元に関連した書籍などを扱うショップ「長崎雑貨 たてまつる」の店主。

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